2009年5月19日火曜日

Windows 7とトラックポイント

Thinkpadシリーズに搭載されているトラックポイントとWindows 7のお話。
一つはトラックポイントのスクロール機能をスクロールにした状態でFirefoxでワンクリックでリンクを新しいタブに開く方法。
もう一つはトラックポイントでスクロールできないアプリケーションを対応させる方法。

Thinkpadのトラックポイントのスクロール機能をスクロールにした状態ではセンタークリック(ホイールクリック)ができない。スクロール機能をオフにすれば可能であるが、その場合は(当たり前だが)スクロールできない、というジレンマに陥ってしまう。私の場合、Firefoxでリンクを新しいタブに開くためにセンタークリックを多用するので、これができないと困ってしまう。ここで登場するのがFirefox用アドオン"Right Links"だ。Right Linksを使えばリンクを右クリックした時、新しいタブに開くことができる。長押しすればコンテクストメニューもちゃんと表示されるので、安心だ。ノートPCのタッチパッドにセンタークリックボタンが無くて困っているひとにもお勧めだ(Mac?知らんがな)。

Windows 7ではWindows Updateでトラックポイントのユーティリティが提供される。この際、トラックポイントユーティリティの実態"tp4serv.exe"は"Program Files\Lenovo\TrackPoint"下と"Windows\System32\DriverStore\FileRepository\tp4track云々かんぬん"の二つに存在する。この二つは前者後者ともに同様の機能を提供するものだが、後者はサービスにより自動起動する。設定ファイル"tp4table.dat"は両方のフォルダに存在し、トラックポイント非対応アプリケーションを対応させるためには、これらの設定ファイルを編集する必要があるのだが、設定ファイルがtp4serv.exeと同じフォルダに存在するため、システムファイルに分類される後者の設定ファイルを編集するためにはVista以降のセキュリティ機能によりコマンドプロンプトから特殊なコマンドを入力しなければならない上、アクセス権の関係上後々面倒である。よってここではサービスの自動起動を停止、スタートアップに前者のショートカットを入れることをお勧めする。さて、設定ファイルの編集だが、Program Files下に存在するため管理者権限が必要になる。編集する際はメモ帳を"管理者として実行"し、"ファイル->開く"を選ばなければならない(explorer.exeが管理者として実行されていないため、ドラッグ&ドロップでは開けない)。
さて、本題に入ろう。実際設定ファイルがどうなっているのかは私もよくわかっていないのだが、スクロールのタイプが"Standard,WheelVkey,WheelStd,TwoParents,VkKeys None"の5種類であることが見て取れると思う。スクロールのタイプを変更すれば大概のアプリケーションには対応できるので、"*,*,プロセス名,*,*,*,スクロールタイプ,0,9"とすればいいだろう。例として以下に私の設定の一部を提示する。
; Mozilla Firefox
*,*,firefox.exe,*,*,*,WheelVkey,0,9
; Windows Live Messenger
*,*,msnmsgr.exe,*,*,*,WheelStd,0,9
このような感じだ。

0 件のコメント: